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2014年2月22日土曜日

「自分の中心」をつかまえられなくて


私のクライアントのみなさまは本当によく頑張っていらっしゃいます。

私はよくこの「魂の道」につかざるをえないひとを、アスリートにたとえるのですが

真摯な努力、誠実な自己への姿勢なしに、そのプロセスと結果は切り拓かれません。

日々、そんなみなさまのたゆみない努力の行程を

受けとめさせていただき、ガイドさせていただくものとして。

はたまた、みなさまと同様に、魂の研鑽を余儀なくされた命を生きるものとしての

もがきと苦しみと受け容れを、促さなければならないものとして。

一遍の詩が浮かんできましたので、つづりました。























自分の中心をつかまえることが

どうしてこんなにも難しいのだろう。


私という存在を

あやつり人形のように

ひょいひょいと自在に動かすことができたら

こんなにも苦しむことはなかったろう。


私は何者か?



答えをみつける道のりはジグザグと入り組んでいる。

答えはシンプルなはずなのに、

やまほどある自分の声をどれも手なずけながら

ただひとつの中心に向かって

降り立つことに、どうしてこんなにやまほどもがき苦しむのだろうか。


自分の中心とひとつになるために------

世界のいたるところに投げ込んでしまった

【生き別れたおのれのかけら】をすべてかき集めてきた。


みずからの幻想にのみこまれないようにと

世界のなにもかもを、自分の外のものとして

自分との間に、緞帳をおろした。




内なる世界で、こだますべきは

自分の五感から発せられるものだけ。

そうしたくて

孤独の卵の中に

自ら入り込んでいった。



渇望してやまないくせに

それから目をそむけて逃げ出そうとする、

ややこしくて気難しい

やっかいなおのれに

自らくさびを打たねばならない。


真実のくさび。

愛のくさび。



追い込んで、追い込んで、

「おまえの夫(妻)は、それだ」

と、何度も、つきつける。



そんな一番大切なことが

どうして私たちにはかくも苦しくてたまらないのか。



本物の夫(妻)が

偉大すぎるから?

美しすぎるから?

まばゆすぎるから?


私たちは哀れにも

「そのひとは私には不釣り合いだ」

と自らをさげすんでは

また同じ苦しみの輪の中に立ち戻ろうとする。


本当に心底、一番愛を確かめあいたいのは

すぐ目の前に立ち現われた---

自らを追い込んでつきつけた---

その夫(妻)にほかならないというのに。


その夫(妻)とかたい絆をしっかりと結びあい
この世界をともにかけめぐること以上の

安らぎと幸福と充足は

天のはてまでも
地の底までも
探しぬいたとしても

けして見つけ出せるものではないのに。


あなたはいうだろう。

「あのカップルは幸せそうだ」
「あの夫婦は円満だ」


私は答える。

すべては死んだあとに、
その真価は明らかになるだろう、と。

無意識は
内なる神は
未知なる世界は
自然界は

どこまでも計り知れない未曾有だから。


外の世界にみえるものは
すべて、あなたのなかのもの。

それを受け容れることができるとき

真実の青い鳥が
頭上で
幸福の歌をさえずりはじめる。

真理に身をゆだねて信じぬくことのできたものだけに
許される、栄光。

すべてのひとの心臓に宿れる日が
近づきますように。

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