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2010年5月21日金曜日

私のうつ論~本日うつのためのホリスティック心理学基礎講座を終えて

みなさん、こんばんは。
本日は、夜19時~
代々木にある「アンダーザライトリトリート」さんにて
「うつのためのホリスティック心理学基礎講座」を
開催させていただきました。

お疲れのなか、お集まりくださった10数名のみなさま、大変ありがとうございました!

結論として、


結局、まだまだうつは「闇」の領域にあるもの、ということ。


だからこそ大事なことは、目の前のひとを受け止めていくこと。
型式だけではどうにもできない類であるということ。

このとらえ方は、自分自身の内部に潜む「うつの因子」との向き合い方としても
同じことがいえます。


その向き合い方を見つめなおし、
うつを排除せず受容できるとき
生来の健やかさが回復されるのだ
ということを、少しでも体感してもらいたくて、
あらゆる知識を総動員して、
お話させていただきました。


世間に出まわっている
うつに関する本や情報の多くは、
大変理論的で客観的です。
まるで血液型…とまではいいませんが、タイプ論で展開し、方法論を示唆します。

そして、つど「ニュータイプ」にこんなのが出てきた!
などと論じては、注目されたりもするのです。
(非定型うつや、双極性うつ、などがその一例ですね)


ものごとの傾向というのは確かに存在するし、それを知っておくこともとても有用ですが、
それだけでは「固有性」が見失われてしまうのではないかと私は懸念します。

うつのマーケティングにどんなにたけていたって、
こころと精神に関する領域ですから、
客観視だけして診断して、どうにかなるものでもないのではないでしょうか。

おまけに、最後にも触れていますが、

うつを悪しきものとして排除したくなる、
論旨展開が、私にはいただけなくてたまりません。

ひとの心の理を知る職業人であれば、
たとえば「病名」を告げられるだけでも
生真面目な日本人をどれだけおびえさせ、
ことさらにうつを切り離したくなるものかは、ちょっと想像すればわかるところだとは思うのですがねえ。

私たちの命、身体、心、魂は、この宇宙で唯一無二です。
普遍的な部分はあるとしても、

うつはとかく
「よくわからなければ“うつ”と診断する」という面も、あると聞きます。

そしてなんといっても精神科医の笠原嘉先生も
「うつはまだまだ闇のなかにある」とおっしゃっている次第です。

やみくもにタイプ分けをして、診断をくだそうとするのは、
ドクターの中に他者を支配したいというエゴがどこかに働いちゃいないのでしょうかね。
…というのは私の個人的な疑問ですが、

笠原先生の論をかりるなら
薬物も役に立つ面はありますが、薬物だけでは不十分であり、
並行して、心理セラピーなど、人の心と心が向き合うプロセスや、思想や哲学、人間学に支えられる必要性が大きいといいます。

ちなみに、
その人間学や思想、哲学などを、自ら学習したいという人のために、
この夏より、「ホリスティック心理セラピスト」の資格取得コースを、
やはり「アンダーザライトリトリート」さんで提供させていただくことになります。




そして、きょうの私がいちばん言いたかった、大事な本質的な話!




うつの因子を、排除しようとしないで!!!



なぜなら、そこにさえも重要なエッセンス(意図)があるからです。
うつの因子を排除しようとすると、
その重要なエッセンス(意図)が見失われてしまいます。
するとかえって悪循環が起こります。
うつは重要なエッセンス(意図)に気付いてもらいたくて、
ますます強調されていく次第です。




…ということを、こんこんと説かせていただきました。


それがいかに人の成長にとって欠かせないことであるかを
お伝えさせていただきたかったのでした。

伝わったかしら?

上の写真は、そのために私が「うつの因子」役をデフォルメして演じているところです。

これをみてどのように感じたか?
ひとりひとりお話いただいたのですが、
みごとに、その方一人一人がいかに「うつ」を引き寄せてしまっているのかの
こころの動きがフィードバックされてきました。

ささやかではあるかもしれないけど、ふだんの「自動思考」や「反応」が
うつをいつまでもとどめさせているという、からくりを
少しでも感じ取ってもらうことができたら、嬉しいんですけど…。

ともあれ、貴重な舞台をいただき、本当に感謝のかぎりです。

参加者のみなさま、UTLのスタッフのみなさま、
大変ありがとうございました。




次回は6月18日(金)19時~21時 を予定しています。


「うつのためのホリスティック心理学基礎講座 
すべてはありのままでOKである~」


というテーマでやろうかしら・・・。

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