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2010年5月7日金曜日

たくさんの気づきをありがとう!ミンデル博士夫妻の4日間セミナーレポート

GWが明けて、きのうは一気にhot hot!
休み疲れの身体にこたえるひともいるかもしれませんね。
みなさまは、いかがおすごしでしょうか。

またまた久しぶりのアップデートとなってしまいました。

いいわけではありませんが、あまりにもインテンシブな日々を過ごしておりました。

アメリカのbig teacher!アーノルド・ミンデル博士(70歳)とパートナーのエイミー・ミンデル博士(52歳)が来日。
セミナー&ワーク三昧のゴールデンウィークだったのです!
本当に豊かで充実した毎日を過ごすことができました。
こんな時間を送ることが許されたことに、ひたすら感謝です。

だってね、だってね(←興奮のあらわれw)
こーんなにあったかくて優しい表情とオーラの持ち主なのに、やることは勇者&戦士!
紛争地帯に自ら飛び込んでいって、葛藤の心理現場でワールドワークを展開しつづけて久しいのですから!
▼ちょっと古いけど、日本の「AERA」でのインタビュー記事もあります。
深い深いコメントに泣けてきます。本当の社会運動家の姿を見つけます。

http://www.aamindell.net/japanese_interview.htm

パートナーのエイミーは、本当に笑顔がチャーミングで、誰もが彼女を好きになってしまいます!!! 
知識や技量などのスキルを超えた、まごころの在り方や態度というスキルを意味する「メタスキル」という専門用語を編み出された方であり、その天性のスピリットに大いなる敬意を私は払っています。
アーニーにしてもそうですが、どのようにすればこんなにも透明でやさしくて高貴なオーラになれるのでしょうか。
アーニーなんて、その辺の日本のお坊さんのオーラよりすごいです!!
経験と出会いをくりかえし、外界のすべてに自己を見出し、模索し、ひとつひとつ自我を手放して、天と地に身をゆだねて、今を生き続けることによってなのでしょうか。(おそらくこれが、私のための答えなのでしょう)
私は彼らを人生の師匠としてお手本にさせていただきたい。

エイミーの描く絵は、まさにエイミーらしいのですが、
どうしたらこんなにのびやかに表現することができるのでしょう?
すべての表現物は、そのひとのこころと魂が宿っています。

左の絵は、人間関係が相関関係のなかにあることを表しています。たとえば、片方がやせていたら、片方は丸いとか(笑)。片方のかっかとしたエネルギーは、もう片方の胃酸過多に現われるとか。
私たちのエネルギー関係は、すべて相似形です。(この説明をしているとエンエンと長くなるので、ここでは省略します)








太陽に向かって花々が咲いている絵がこちら。アニメーション「">I’ll follow the sun」がYoutubeにアップされているのですから、すごい才能ですよねー。歌詞を書いて、作曲もして、自分でうたって、レコーディングもしているの!!アーティスト! しっとりとしながら、世界にとけこむような、心地よさ。「自分は自分のままでいい」そんなことを感じさせてくれる。うるるっ。泣けます。よかったら聴いてみてくださいね。

……でも私たちのだれもが本当はアーティストであり、その「こころ」を使って生きることができるようになるとき、人間は健やかさとともにいることができるのだと、私は考えています。

「こころ」ってなんでしょうね?

少なくとも論理的な思考とは別の次元のことです。感じていたり、キャッチしていたりする部分です。理屈とは違います。ともすると合意的な現実における考え方では、とうてい理解しえないような答えを運んでくれる部分であったりもします。さらには直観クラスの「こころ」になると、自分が忌み嫌っているものにまでも「大事な金塊が眠っている」とさえ示唆してくることでしょう。

エイミーは、そんな部分をたっぷりとつかって、イキイキとしたありのままの表現を見せてくれました。

「もっとのびやかに生きていいじゃん」 

そんな声を私は受け取ります。

セミナー中は、いろいろな場面で、本当に身体の内側に「触れる(touch)」ことがたくさんありすぎました。
私がもっとも揺さぶられたのは、アーニー(←愛称)が、
腰から身体を90度に折り、深々と「I apologize to you (謝ります)」といったときでした。
それは、戦争のテーマがケースモデルの方から語られたときでした。
「アメリカがどんなに日本にひどいことをしたかとわかっている」といって、
「自分がこのセミナーを平常心で続けるためにも、ここでどうしてもひとことお詫びを言わずにはいられない」とおっしゃったのでした。
それれはけして「頭」や「理屈」や「建前」から述べられているのではなく、
心底から述べていることが、会場中に伝わる、本当に美しいattitudeでした。
会場のあちらこちらからも、鼻をすする声が聞こえてきます。

その姿に、私はなぜこんなにも胸がうち震えずには、いられなかったのでしょう?

1つは、アーニーが素晴らしい「自己一致」ぶりをしめされていることを感じ取ったからでした。
本当に正直で素直で、世界に対して開かれた心であることが、すごくよく伝わってきたからでした。
自分の一番深い部分とつながっているからこそ、現われ出る言葉にほかなりません。

2つめは、私は戦争の犠牲者となった意識がとても強いのです。考えすぎ、と言われるかもしれませんが、私の世界観のなかでは、どうしてもその問題が大きな足跡を残しています。
私自身は直接的に戦争を体験していません。けれども、家族のシステムの一部として自分をふりかえったとき、戦争の痛手の余波を受け取っているとしかいいようがありません。昨年、他界した祖父は軍人でした。自らも負傷し、親しい同僚をすぐ目の前で亡くしていく壮絶さが、心に深い傷跡を残さないわけがありません。愛に飢えて家にかえったときは、戦争に行く前とは別人のような姿となっていました。それをみた2歳の娘(私の母)が、「お父ちゃまじゃない」とおびえて母(私の祖母)の背に隠れようとしたとしても、すごく自然なことでしょう。
けれども次の瞬間、祖父は母を殴りました。以後、60年間ふたりの間の確執が癒えることはありませんでした。その影響を受けて、母は不安神経症、対人恐怖症などにおちいり、そのエネルギーで向き合った私もけして穏やかに成長できませんでした。もちろん戦争だけが問題ではなく、祖父の感性、母の感性、私の感性の問題でもあるでしょう。同時にやっぱり戦争がもつ破壊力はすさまじいものであり、戦争をめぐるあらゆる感情を「考えてもしょうがない」と脇に追いやるだけでは、こころというものにとっては、持ちこたえるのに限界があるのではないでしょうか。同時にしっかりとあいまみえて、きっちりと昇華したほうがいいと私は常日頃考えています。

話が少しそれましたが、そんな思いゆえに、アーニーのattitudeに心底から癒される想いがしたのです。本当に感謝のかぎりです。美しい生きざまを目の前に、私は深い「改心」を体験しました。
アーニーだって、ドイツ系ユダヤ人で、家族の中にはアウシュヴィッツで亡くなられた方が何人もいるとのお話だったのに、ね。きっとたくさん許して、許して、癒され続けてきた方なのでしょう。

私の「改心」とは、
古い自分の生きざまとの決別です。

ずっと長いこと抵抗してきた生きざまを体現して生きることを胸のうちでコミットしました。
(しょっちゅう私はこれを繰り返しながら、らせんをのぼるように、少しずつじりじりと進んでいる)

それは……
私は、私の非力さや無能さや不十分さを認めて受け容れながらも、
自分にできるかぎりのことを尽くして、天と地のパイプ(管)として、
未熟ながらも表現しつづけることを恐れないこと。
ダメと誹謗中傷されようと、バカとののしられようと、
天と地に深くつながり、その「こころ」にしたがって、
天と地の翻訳家でありつづけること。



「あなたの中に私がいる。私の中にあなたがいる」

 数々のワークを通じて、この世界観を体感し、自己と他者を受け容れていく「第二のトレーニング」を体得するのが、このセミナーの大きなテーマでした。

手前味噌ですが、私が今年のはじめに書いた「詩」と一致するので、うれしかったです。



……4日間あったセミナーのあいだ中、会場にいたみんなは、アーニーとエイミーのBIG LOVEの湯船に浸り続けていました!

アーニーは身体はちっちゃくて華奢なのに、驚くほど広い広い愛の塊のような存在感には、舌を巻かずにはいられません。
ぜんぶ私の未完の投影だとも思いますが、客観的にいってもやっぱりどう考えてもそうとしかいえないとも思うのですw

私の先生いわく
「明日からもっとどーんとくるから。
これから1年はたっぷりともつよ」(笑)
とのこと。ヤッタネ!

本当に素晴らしい体験をありがとう。ミンデル夫妻にたくさんの愛と光のシャワーが、この先もずっと降り注がれ続けますように。

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