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2011年9月4日日曜日

悲しみや怒りの感情に器を与える観劇&感激体験



















みなさん、こんばんは。

数日ぶりのポストになってしまいました。

かきかけの原稿はじつはあるのですが、

(特に前回のテーマのつづき、人間関係を鏡にするコツについて)

きょうはちょっと大きく心が揺さぶられたことがあったので、

それを先にご紹介したいと思います。

(まったく書き手本位のブログですみませんm(_ _)m
なによりも、書くことのリハビリ中につき、
自分のこころのアンテナに従いたいと思っています)

どんなことに心が動いたかと言いますと、

お芝居です!

10数年ぶりに観劇に足を運びました。

おもいっきり感激しちゃいました(ダジャレw)。

東京パフォーマーズ倶楽部というお芝居集団の公演『双生児』という作品を
六本木・俳優座まで観に行ってきたのでした。

藏 信貴(KURA NOBUTAKA) さんという、
5年で1000名以上もの俳優を育ててきた
気鋭の俳優育成トレーナー・演出家が旗揚げした集団で、
そこで育てた役者さんたちも多数登場していたようです。
http://www.performers-club.com/workshop/workshop.html















ダンサーさんたちも大勢登場し、ストーリーのムードをもりあげていました。

ふだんお芝居にはなかなか縁遠いのですが、

今回は、私のクライアントの方でセラピスト養成クラスの生徒さんが、

この公演で晴れて役者デビューになったということで、

ご招待くださり、これはこれはと、うかがわせていただいたのでした。

藏さんという座長さんが、主役兼演出を手掛けていましたがが、

舞台を監督する人間というのは、私からすると本当に憧れの的です。

演技もとても上手で、思わずアンケートに

「悲しみや怒りの表現がとても上手で、胸に響きました」

と書いてきてしまいました☆

私はふだん自分のところのセルフヒーリングクラスで

悲しみだけではなく、
怒りや嫉妬の感情に自覚的になることの大切さ

レクチャー&エクササイズさせていただいています。

これらの感情は私たちにとって重要な一部であるにもかかわらず、

ともすると無意識のうちに排他してしまいやすいものだからです。

それで難なくすんでいるうちはよいのですが、

ときにこれらを排他しすぎることによって、私たちはストレスを累積させ、

さらには神経症圏にいたることさえあります。


そのため、私は個人セッションのなかで

クライアントの方のテーマに応じて、

クライアントの怒りや嫉妬や悲しみなどの感情を

私が肩代わりさせていただき

クライアントの方にわかる言葉にそしゃくしつつ

動作もまじえながら、目の前で表現する(私が)ことを大切にしています。

(じつは私の子供のころの夢のひとつは、俳優になることでしたから、
ある意味で、私は心理セッションの現場を通じて、
それを経験することができているのだと思います。

もちろん俳優と大きく違う点はあります。

その感情が自分の
こころの純粋な深い部分にあるものであることを
しかと感じ取ったうえで、アウトプットしている点にあります。

役者さんの場合は、自分ではないものだけれどもと、
線引きをしながら入っていきますよね)



クライアントの方とのセッションでは、

そのつど、いろんな種類の怒りや嫉妬や悲しみを経験させていただき、

それを傍観するクライアント自身が、

見失っていた自分自身の感情に触れていき、

カタルシスを得ていただくことをサポートさせていただくわけなのですが、


お芝居の効用とは、

これと同じだなあと、しみじみ思いました。


観るひとたちの、深層心理にうったえかけていく、
人間のどろどろドラマがわずか3時間のお芝居のなかで
ていねいかつリズミカルに表現できていた証拠だと思います。


手前味噌ですが、たぶん100人ぐらいいる観客のなかで

私がいちばん涙腺ひらっきっぱなしなんではないかしら、と妙な自信がありますw

だって、前半に登場する

「化けものたちのダンス」をみているだけで感涙してしまうんですもの。


化けものたちしかり、人間の姿をした鬼しかり、
醜い形をしながらも赤ん坊のようにむき身の
こころを持った主役の「化け男」のこころしかり。

私自身の一部がそこにあることを、

なにげない日常の流れのなかでは
気づきにくい大切ないちパートを

はらのうちに感じ取ることができる、

生き生きとした素敵なお芝居だったと思いました。


そして、なにより


私もなまなましく人間ドラマを

「表現」しつづけて生きるひとりの人間でありたい。

それは私にとっては、善も悪もふくめて等身大の人間を

---もちろん自分自身をもふくめてーーー

慈しみ尊び愛でる大切な作業<オプト>。

そんな想いを見つめ直す機会になりました。

ご招待くださった方にはこころよりの感謝だわ☆


今を生きる実感を胸であたためながら・・・

明日が、みなさまにとって美しい1日になりますように。


ごきげんよう♪

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