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2011年9月12日月曜日

知られていない大事なことがたくさんあるから! 問題の改善を試みるなら、こういう臨床家を探して! 日本の精神医学教育の課題と限界と自然


みなさん、こんばんは。


きょうは、ちょっぴり「こころと精神の問題」について、

その大事なポイントをご紹介したいと思います。


私のところにおいでになられるクライアントの方は、

人生相談の類から、精神的な不具合を実感していらっしゃる方まで、

幅広くおいでくださっていますが。

いつも、クライアントのお話を教えていただきながら、

「?」と思うことがありまして、

「ひょっとしてクリニックや病院のドクターたちも
学んでいない(教えられていない)のではないだろうか???」


と。


私は残念ながら、ドクターコースに進んでいないので、

日本のドクター教育がどうなっているのか、足をふみいれて

自ら体験しているわけでもなく、

その世界でいったい何が起きているのかも

まったく知りません。

だから、いつも

「こういう大事なことは、はたして日本のドクターたちは
ちゃんと学んでいるのでしょうか?

学んでいるなら、

私のもとにおいでになられるクライアントの方が、

たとえば薬だけが増えていく、ということもないのでは?」

といぶかしくおもい、

30年選手でドクターたちとも交流の幅広い、
私の師匠に

業界の実情について教えていただいているのですが、

どうも肝心(本質的)なことが普及していないようです。

大変残念です。

私が師匠に

「先生、これは日本の精神医学の授業できちんと
教えているのでしょうか?」

とたずねると、

「大崎さん、これは教えられていないのですよ。
どちらかというとヲタクの専門家向きになっているのですよ」

とたいていは、この返事。


ええええ??

「でも先生、これって、
どれもこれも実用的、実際的、
実利的なことばかりですよね?」

先生は、にこっと笑うばかりです。


はい。

でも、私、ここに「限界がある」こともわかっているんです。


なぜなら、私がここで追及している「実用的、実際的、実利的」なことは

ひとつには、シャーマニズムの原理をも統合することだからです。

もちろんそれだけではありません。

発達心理学の考え方を発展させた、治療モデルに有用性を
見出すことができるほど、

人間の本質的な問題(私の言葉でいうなら、愛の重要性)を

重視できるかどうかもポイントです。

そして、その「愛の世界」を生きることができいるセンスが養われているかもキーです。

ひとのこころは、ひとの温かみを通して癒され、育つと私は考えています。

だから、論理的に治療構造を理解するタイプでは、

少なくとも私のようなタイプは、

けして治癒することはできなかったでしょう。

(ひとは私のペルソナをみて、
よもや私が、神経症圏、人格障害圏、統合失調圏にはまっていたとは
誰も理解してくれないのですが。涙)



そして同時に正直、この類が

「一般的な理性や知性」だけで手に入るものではないことは、

私は自ら訓練の火の海に飛び込んだ経験上、わからないわけではないのです。


実際、亡き河合隼雄先生が追及した領域は、

「それができるのはそうそういるものじゃない。
それでは、メンタルヘルスのケアは流布しない。
それはそれで問題だから、
もっとマニュアルにできるものじゃないと」

いう批判もあったといいます。

(はい、これも私の先生が話してくれたこと)


河合先生の京都大学の退官を前にした
最後の授業にして、

やっとはじめて1度だけ「共時性、コンステレーション」について
語ったといいます。

京都大学では共時性やコンステレーションを教えることはできない、

とのことです。

なぜならそれは客観的な科学の領域ではないから、というのだそうです。


ああああ!


こういう話をきけばきくほど、

私はイギリスのほうがいいのでは?

と思ってしまいます。

代替療法やスピリチュアルな領域もひとつの学問として
認めて、国で支援しているからです。



え~と、ここで批判するつもりは毛頭ないので、
誤解なさらないでいただきたいです。

なぜなら、日本の精神医学の教育体系の問題であり、

まだまだ前人未到だから、どうしようもないのではないか、というのが私の見解だからです。


で!


もしもあなたが何かのトラブルにあっているのなら、

その病気を、みずからも経験していて、

それを治癒させることのできた方のもとに

通われることが、おすすめです。





もちろん、「こころと精神の問題」に限らず、

家族のテーマ、恋愛のテーマ、人間関係のテーマ、
経済的なテーマ、自己実現のテーマ、しかりです。





つまり、先に私が「精神医学の教育体系の問題」と申しましたが、

真に統合失調圏や、人格障害圏、神経症圏、

そのほかもろもろの病態を

体験(通過)していない方が、治療にあたるとしたら、

そこには「見えない部分」が多数残されるとは思いませんか?

だからといって、患者さんは、毎日のようにどしどしくるわけですから、
自分の体験的には知りえない方に対しても、
マニュアルをつかって治療するよりはなくなると思うのです。




個人的意見としては、

実際に統合失調圏の病理をさまよった方はもちろん、

そのほかにも、いったん統合失調圏におちいるまでに

精神の解体をしっかりと行って、

きっちりと治癒へのプロセスを体験している方でなければ、

なかなか知りえないことも多いのではないかと思うのですね。




わかりやすい例は、ユングとフロイトの例。

フロイトはユングの先生でしたが、

フロイトは神経症圏の人間、

ユングは統合失調圏の人間。


そりゃ、最終的にふたりの見解が異なり、
けんか別れしてしまったとしても、
無理ありません。

だって、前提が違うんだものー。対象の。

だから、日本の精神医学の基準をつくったひとは、

ぜったいせいぜいが神経症圏どまりなんじゃないかと

私は想像するわけですね。




実際にドクターのもとに通われている方に

ーーー「どういう治療を受けていますか?」とーーー

ドクターとのやりとりを教えていただいて




えええ?
そのアプローチは本質をおさえてないぞ!

と私が疑問に思う点を、

明日から2~3回にわけて

ご紹介していきたいと思います。


きょうは、まずその背景のところを
簡単ではありますが、ご説明しました。


明日いこうもどうぞお楽しみに☆






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