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2013年5月18日土曜日

信じていた世界がイリュージョンだったと気がつくとき、ひとは何を補ったらいいのか?

 
みなさん、こんばんは。
 
昨日、自己愛の大切さを少しお話しましたが
 
この自己愛にも柔軟性は必要です。
 
人生前半、自己愛を満たすために
 
セルフイメージとして、周囲との関係性や、周囲に存在するとよいエッセンスを自ら設定し、
それを保持することで、自尊心を保とうとします。
 
ですが、それなりに長く生きてきているひとであればお分かりとは思いますが
 
周囲は「自分の想像していたのとは違うぞ」と気づきはじめます。
 
このときに周囲を切り落として、新しい何かでそのセルフイメージを補おうとするケースは少なくありません。
たとえば、離婚や浮気や不倫、
はたまた転職を何度もくりかえすようなケースはそれにあたります。
対処療法でしかないからです。
 
根本の問題にアクセスするとなると
 
「自己の存在がそもそも何たるか?」と真摯に向き合う必要がでてきます。
 
「自分の想像していたのとは違う」のは、補うべき周囲の要素ではなくて
 
自分が人生最初に設定した「私とはこういうものぞ」という
セルフイメージそのものが「違う」からです。
 
いい夫、いい子供、いい妻、いい家庭環境、いい家族像
いい上司、いい部下、いい職場などなど。
 
こういったもので自己を補い自尊心を守ろうとしている人間を
 
昨日ご紹介しました小此木啓吾さんの著書では
『自己愛人間』というわけです。
 
現代のナルシシズム論とされていますが
 
現代社会においてあっちの雑誌、こっちの雑誌で
いろんな憧れモデルをうつしだしているところをみると
 
現代社会は自己愛人間だらけになって自然と私は思います。
 
それ自体をどうこうすることはできませんし
それもまた本当の自分の姿を発見するための
試金石としても大変有益な刺激です。
 
ただし問題は
 
その渦のなかで苦しさを感じたときに
本質的な問題がどこにあるかということが
まだまだ一般化されていない点なのかもしれないと
 
いちセラピストの立場で自省します。
 
本質的な問題とは
 
真の自分らしさが何かを探求することで
浮かび上がってきます。
 
自分らしさを認めて
自分らしさを大事に
自分らしいスタイルを守ってあげることができるか。
 
自分らしさとは
たとえば
完璧主義な自分と怠け者の自分
この相対立する指向性の
どちらもを尊重することです。
 
そのためにはちょっとしたスキルが入ります。
心理セッションではそこを補い支えます。
 
 
そうすることによって
人間としての器を大きくすることにもつながります。
 
***
 
本質的な問題を発見し、取り組んで、自分のものにすることができると
 
自分が想像していた夫像とまったく異なる夫のせいでもなく
自分が想像していた妻像とまったく異なる妻のせいでもなく
自分が想像していた人生シナリオとまったく異なる自分のプロセスのせいでもなく
 
「自分がどのようにこの大地のうえに立脚しているのか」
 
という問題に帰結するのだということに気が付き
 
夫を切る必要があるわけでも
妻を変える必要があるわけでも
人生シナリオをありていの何かに書き換える必要があるわけでもないということに
 
気が付くことでしょう。
 
これこそが真の変容の瞬間です。
 
あっちの立場が悪い。
こっちの立場がいい。
 
その次元を超越したレベルがあって
そこを中心に生きることができると
 
世界は本当に光り輝いて見えるようになります。
 
そのピンポイントの立ち位置とはどこか?
 
探しだすお手伝いをするガイドが私の仕事です。
 
***
 
今日もあるクライアントの方が
インナーワークのレッスンで
私が「間(あいだ)」のワークをガイドしたとき
 
(AかBか。世界観が二者択一になっていても
そこには「間」のテーマも存在します。
そこにも注目することができるようになると
隠されていた大事な答えを発見することができることは多々です。
この「間」に目を配ることを支援するのは
プロセスワーク以外には私はなかなか知りません)
 
自分は実は「無」がメインの世界の人間だったんだと気づいて
驚嘆していらっしゃいました。
 
それまで、ライフスタイルをAにするかBにするかで
ずっと葛藤していらっしゃったのですが
突如、そのどちらでもないということに気が付き
 
ご自身の立ち位置の問題だったと目覚めたわけです。
 
こういう瞬間に立ち会うことができるというのは
本当に私にとって大きな喜びです。
 
さらにこのインナーワークのレッスンでは
きょうは「センシェント(極微エネルギー)」のワークを練習しました。
 
スキルとしてはハイレベルなので
リーディングカードへの投影をつかってワークしました。
 
 
インナーワークのレッスンを深めていくと
極微のエネルギーへの感度がアップします。
 
被験者として私のリーディングを行っていただきましたが
 
「これからもっとたぷんたぷんとかまえてゆったり大きく物事を動かしていく」
 
とおっしゃられまして、拍手!
 
私は近況をその方には何も説明していないんですけどね。
 
ちゃんと予知できている。
 
現実に起きている出来事としては
 
私は昨晩「ゴールドのドラゴン」が自分のメインフィギュアであると悟りまして
 
ひとしきりついにくるところまでこれた!という歓びのなか。
 
さらに昨日のブログにも書きましたとおり
 
自分が書きたいテーマがいっそうシャープになって
 
いよいよ作品を書き上げて
 
知り合いの編集者のところに持っていって回ろうという
 
元気もみなぎってきていた矢先でしたから。
 
皆様からこの手の隠されたパワーを開発するのも
 
私の本当の喜びです。
 
 
さらにその感性・感覚を自分自身にも向けていただくと
 
ちゃーんと、自分の未来のための方向性を
 
ひも解くことができている。
 
++++
 
できるかぎりたくさんの方に
内なる叡智と仲良くなってもらうこと。
 
これが私の大きな喜びです。
 
ご興味のある方はぜひお求めください。

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