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2011年6月5日日曜日

【花々からの詩】1日の終わりの憂いに。

「人生が思う通りにいけば
どんなにか楽なのに……」。

そう思っているでしょ?


そうねえ、その通りかもしれないし、

同時に

その通りじゃないかもしれない。


だって、私たちからしたら、

ただ流れに身をまかせて、

生きて、生きて、生きるだけだから。


「思い通りにする!」


とか


「思う通りにならない!」


っていう、とらえ方そのものが、はじめからないのよねえ。


だから、人間の話を聞いていると

「あら、いろいろとややこしくて、大変ねぇ」

と、肩をすぼめたくなっちゃうよ。



本当に、おつかれさま。

本当に、良くやっていると思うわ。



そういう複雑さをしょっても生きている

人間を、


私たちはこころから偉いと思っているのよ?


本当よ。


だから、「私は疲れを知らない」な~んて

のたまわっていらっしゃる人がいると、

「ウソでしょう!?」

と、目を見張ってしまうわ。



そりゃ、疲れるわよ、疲れるわよ。

疲れないわけがないわよ。


疲れてるでしょ? (ぶっちゃけ。内心。本音)


本当によくやっていると思うわよ。

信じられないぐらいよ。すごすぎる。


「そんぐらい、現実は大変なんだ!!!!!」


って、あなたの叫び声が

もうすぐそこで聴こえてくるようよ。


あら?


ごめんなさいね。


基準が、私たち【花々】で。


ほら、おいでよ。


私の花びらに触れてごらん。

ふんわりと優しい肌ざわりで、

しっとりとしたビロードのような触れ心地で、

ささくれだってしまった

こころをなめらかにしてあげたい。


ほら、きて、みて。

私の引き締まった、茎や葉っぱの

青々とした命の息吹が伝わるかしら?


あなたと同じ、「今ここ」を生きる、命の脈動。



生きているのよ。

私たちは同じ時を重ねて。


あなたがもしも疲れて、しなだれているのなら、
私はあなたのそばでささやきかけよう。


だいじょうぶ。


今はそっと、おやすみなさい。


私があなたの分までも

あてんとうさまに力を注ぎこんでくれるように、

詩を歌いましょう。


ゆっくりと休みさえすれば、

あなたにはふたたび、まぶしい命の輝きが宿ることぐらい、


たくさんたくさん、知っているから。


だから、どうか、恐れないで。
安らぐことを。
たっぷりと休息に抱かれることを。


今は、ただただ、

私の花びらに包まれて、
ほっと息をついて、
安らかに、おやすみなさい。


あなたは、何色の花びらに包まれるのが、お好きかしら?


今は、先のことは何も考えなくてもだいじょうぶだから。


運は天が自然とはこんでくれるものだから。


今は、ただただ、深く、おやすみなさい。

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