みなさん、こんにちは。
きょうは二者関係の「愛」のおはなしについて。
大切なひとを思うとき---
私たちは情動をかきたてられます。
男女の仲であれば
「あの人に振り向いてもらいたいな」
とか
「あの人に認めてもらいたいな」
とか
「あの人ともっと連絡をとりあいたいな」
とか
「あの人ともっと親密に触れ合いたいな」
とかありますし
親子や夫婦の関係であれば
「仲良く理解しあいたいな」
とか
「優しく笑顔で包んでもらいたいな」
とか
「ありのままの自分を大事に肯定してもらいたいな」
とか
「いろいろと気をつかってもらえると嬉しいな」
とか
「あなたが大事って言われると嬉しいな」
などがあるでしょう。
また
上司部下、同僚、仲間などの関係でしたら
「認められたい」
「評価されたい」
「求められたい」
「大事にされたい」
などの気持ちもわいてきて自然でしょう。
これらのすべての気持ちを大事に
自ら尊重し抱きとめ
もうワンランク、こころの器を大きくすることができると
こんな気持ちが浮かび上がってきます。
「大切なあの人がどうか笑顔でいられますように」
「大切なあの人が無事にきょうもお仕事を楽しくがんばることができますように」
「大切なあのひとの安心と安全が神様によって守られますように」
ただひたすら
「あの人がどうかこころから幸せでいられますように」
そう願うことだけが自分の喜びとなります。
それは安らぎと微笑の境地です。
そんなステージにまで引き上げてくれた「あの人」に
さらなる感謝と畏敬の念までもわいてくるでしょう。
この境地にどうすれば達することができるのか?
それは---
自己愛を満了させることにあると私は考えています。
コフートという自己愛の心理学を創始した心理学者は
「自己への愛を満たすことができたときに
ひとは他者への愛を向けることができるようになる」
と言っています。
***
人生前半の私のこころの器はちっぽけどころか
形すらもなしておらず
自分をハンドリングするすべをすべて他者にゆだねてしまっていたため
大変恐ろしい心地とともに日々を逃れるように生きておりました。
当然、愛を求めているくせに、愛はどんどん逃げていくばかり。
「真実の愛」は
「おのれの深みにある自己への愛」がフルになるときに
発見することができるからです。
外からの愛は、そのあとに感じられたり、やってきたりします。
***
自己愛を満了させるには、
現実の自分を、理想の自分にどんどん近づけることです。
自己愛が満了するときとは、理想の自分として生きることができるようになっているときです。
そして人生後半を迎えるひとにおすすめする
「理想の自分」の定義とは
「深層が夢見ている自分をつかまえること」にあります。
エゴが思い描く「理想の自分」は
砂の城だからです。
「深層が夢見ている自分」は24時間、振り向いてもらいたがっているため
日常を生きる私たちをストレスや人間関係のトラブルなどといった事件で
私たちの肩をこづいてきます。
あるクライアントの方は
人生前半のアイデンティティが「おとなしい私」でしたが
じつは子供のころの夜みる夢では
おのれのシャドウ(影)なるイメージとして
「元気で口達者な女友達」が登場しており
そのひとが、斧を振りかざして自分に切りかかろうとするところが
あらわれています。
この方はこの「口達者な私」に同化できない「おとなしい私」のままに
生きていることで、人生のいろんな壁を経験していくことになったのでした。
満を持して私とのセッションでそのことを見つけ出し
そのシャドウを引き受けて生きていく新しい人生を創造しはじめるとき
もろもろの身体症状や人間関係のテーマから解放されていくわけですね。
そして、その「深層が夢見る自分」とひとつになるとき
私たちは深みから「自己愛の満了」を得られて
真の幸福と、他者へのおしみない愛を表現して生きることができるようになり
執着と煩悩から楽になった境地でもあるともいえます。
ですが
タイミングがまだ25歳よりも前でしたら
まずは砂の城でもいいから
エゴが思い描く「理想の自分」を追いかけることをおすすめします。
ここから相対関係で、本当の自分の理想を見つけ出すことができるようになるからです。
まずはいっぱい人生最初に傷ついたりたんこぶをつくったりしなくちゃいけない。
この考えはユングのものですが、私も賛同しています。
***
そんなこんな。
関係のなかにも「真実の愛」をお探しの方はいらっしゃいませんか?
あなたが今追いかけているものが「自己」ではなくたとえ
「あの人との愛」であったとしても
いまひとたび「自己」と向き合われることを
私はおすすめします。
見失われた情動(感情・傷つきへの怒りや不満)
見失われた欲求
見失われた希望と夢 などなど。
それらを取り戻すには
専門の受け止め手たる、エネルギーの受け皿が不可欠です。
関係のテーマは、
「受け止めてもらいたい」というこころの問題だからです。
「受け止め方」と「受け止められたときのエネルギーの状態」を
心理のセッションを通じて会得することができると
こころの器を「理想の自己」に近づけて大きくすることができるようになります。
自己の愛がフルになって
あなたが愛の震源地となれば
あの人の愛を引き寄せることも
楽々となることでしょう。
関係のテーマ、そのはじまりも、やっぱり「自己」のありようなのですね。
私のもとにはそんな世界を旅する
「真摯な愛の戦士」たちが大勢お集まりくださっています。
ご興味がありましたら御気軽にお問合せください。
あなたの望む生きざまと関係性、愛の飛翔をこころから応援します。
はじめての方も大歓迎させていただきます。
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