㈱マウスコンピューターの社員のみなさま |
セルフケア・メンタルケア研修の講師をつとめさせていただきました。
総勢150名強の方がそろう「場」の力に
後押しされて(助けられて)、
めいいっぱい、今の自分の中にあるもの、
実際の個人セッションで多様に発揮している智慧(アイディア)を
ご紹介させていただいてかえってきました。
テーマは「自分を大事にする方法」について。
自分をケアするというのは、
自分のありのままを愛することです。
完全な人間を目指すことではなく、
自分の全体性を見つけていくプロセスです。
そのためには自分と向き合い、自覚を深めることがとても有用である
お話しをさせていただきました。
(一般に、自省自覚といいますよね)
そのためには
自分の全体性というのを
どのようにすれば生きることができるのか?
ユングのとらえた、つかみどころなき無意識、
そして、あまりにも無自覚すぎてしまうと、
逆に無意識に私たちは殺されかけてしまいかねない、
というお話しをイラストやアート、フィギュアの写真なども使って、
みなさんに6つの心理ワークに取り組んでいただきながら、
わずか2時間のなかで、
セルフケアのキモをお伝えしました。
猛威をふるい、たえず現れ出たがっている 無意識の神様の前で頭を垂れている、 ユングが描いた絵 |
あたかもモノと同じように大事にすること
シャガールの絵画『ロミオとジュリエット』に投影してもらって 個人個人がいかに独自のフレームを持っているかを みんなで共有しました |
●同じものや人、出来事に対して、私たちが判断・認知をする、フレーム(世界の切り取り方)は千差万別で、ひとそれぞれめいめい勝手に(←個人が背負ってきた体験や環境の影響のもとにあります)持っているものであること
●客観フレーム、主観フレーム、守りのフレーム の体感
●なかでも守りのフレームは、
メンタル護身術のエッセンスが大。
私たちをストレスのもとからガードするうえでとても重要です。
自分が守ってもらいたい恋人や母親の 心象風景を大事にしてもらいました |
体感していただきました。
●更に、コミュニティのフレームと、個人のフレームの「境界線」を自覚するワーク
「境界線」を持つことも「メンタル護身術」のうえで重要です。
「境界線」を意識したうえで、そのコミュニティの役割(ロール)を担っていくことで、
無境界のまま、ロールを請け負うよりも、はるかにストレスフリーになります。
すごい!ホテルにはこんな富士山のベンチソファが!(笑) |
マズローの5段階欲求説にもあるように、
愛情・所属欲求は、私たちの心のベースにあります。
「誰かと自分のありのままをシェアしあうことができている」
「自分の居場所を確かめることができている」
これは、ストレスケアのためには不可欠です。
もしも、この気持ちを抑圧しているとしたら、要注意です。
私たちが理解してくれる誰かを求めることは、大変自然だからです。
研修所となった「静岳ホテル」では小花が輝いていました |
「お話し、上手ですね」とお言葉をかけていただき、
恐縮しつもも、本当にうれしかったです!!
どうもありがとうございます。
㈱リアルビジョンの営業担当 後藤さんにとっていただいた |
一番、セルフケアされたのは私だったのだと思います。
なぜって?
帰宅してその日の熱がカームダウンされはじめたころ
ふたたび私が自己を内省していると、
これまでまったく日の目を見ることのなかった
私のなかの
「のんびり、無邪気な本当の自分」
を見出すことができ、
ストーンと肩の力が抜けたのを
感じることができたからです。
このパートは、私の中核にあるもののようで、
かなり深いところからくみ上げた実感が高く、
まさに150名ものヒューマンエネルギーの
大きな刺激を受けることなしには、
見つけられなかったものと感動してしまいました。
昔から、ミュージシャンがライブで
聴衆からパワーをもらう、という言い方をなさるのを聞いて
「どんな体験なのかしら?」と首をかしげていましたが、
なんとなくこういうことなのだろうなと感じたのでした。
貴重なステージをくださった、
私の内なる無意識、社会全体を支えている集合的無意識、
そして、天地のすべて、
すなわち…
日頃から営業してくださっている
組織のメンタルヘルス総合管理支援パートナー、
㈱リアルビジョンのスタッフのみなさまもふくめて、
心から頭を深く垂れずにはいられません。
これからも一人でもたくさんの方の
見失われた自己を回復するお手伝いして生きていくことができることを
願っています。
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