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2014年2月24日月曜日

運命の過ちが許される日を待ちわびて

「どうして私はもっと早く自分自身が進むべき方向を

見つけられなかったのだろうか?」


この苦しみは

経験したことのあるものにしかわからないもの

理知と一般論ではどうすることもできない

人間の深みと神秘

他の誰かの例にはあてはめられない

道なき道だから

暗闇のなか手さぐりで

迷路のおわりを求めつづける


古きからの叡智に身を寄せて

等身大のおのれの限りを引き受ける覚悟も

腹にすえる


挑戦してできること

挑戦してもできないこと

そのどちらも大切な生きたあかしには違いないけれど

一度きりの人生

限られた時のなか

読むことのできる本の数に限りがあるように

つきあうことのできる人間とそのやりとりの数もしれている


無限に開かれた選択肢があふれかえるせいで

ややもすると波にのみこまれるように

自分を見失いやすい

自由という、いまの時代

的をしぼりこまなければ

おのれを見極めなければ

「永遠の命」の目的を達した

充足にあずかることはない

運命からつきつけられるテーゼは

どんなときも

「私は何者か?」

過小評価でもなく

自我肥大でもなく

【等身大の私】を見つけ出し、いたわりながら

【等身大の私】の【最大】を生きたらいい

そのためには

「何を許したらいいのか?」

見つけ出すセンスと技術も要るわけだけど


生きることがどうして難しいかといえば

【私】という存在は

【私以上】の何かによって方向づけられようともしているからだ


大事なことは「結果」を後からついてくるものにすること

「結果」より重要なのは

「今この瞬間、【それ】をただ一筋に行動している」かどうか

とはいえ

【それ】を見つけ出すことも

それなりにハードな業(わざ)

【それ】を許可しつづけることが

私にどこまでできるだろうか?

【それ】は、私にとって間違いなく

恐怖の対象に見えるだろうから

これこそが神秘の法則

もしもあなたが【それ】を見つけたければ

「私が一番恐怖に感じていることは何か?」

と、その答えをヒントにするのも役に立つだろう

それでもどうにかこうにか

苦労の甲斐が実って

【それ】を見つけだし

「確かに【それ】こそが私の目標方向だ」

と認めることができたら

スタート台にやっと立てたと

祝杯をあげたいけど

そのつぎに問われるのは

一途にひたむきに

脇目もふらず

こんこんと

【それ】と向き合えているか?

「結果」ではなく「目標」に向かって

「行動」することができていれば上々


そして

ただ一途に願いつづける

神様、どうか私をお許しください

私が持てるありのままのすべてが

呪縛から解き放たれる日が

どうかやってきますように、と


そのために

持てる力のあるままを

おしみなくやつしてきた

できるかぎりの知恵をかきあつめてきた

いったいいつになれば【答え】に開かれるときがくるのだろう

等身大の自分自身をすべて慈しみながら

いまかいまか

待ちわびて

とても長い遠回りを何度もくりかえす

過去に選択した過ちと思われる道のりも

向うべき方向を見つけ出すために

不可欠

肯定的な過ちであり

幸福のステップのひとつだったのだと

微笑んで

午後の紅茶のひとときを味わう

空に浮かぶ雲のように生きたいと

想いを馳せる

その瞬間(とき)

空の雲がウィンクしながら

言った

「今この瞬間(とき)も

もう許されている世界だけどね☆」

そうかもしれない

そうじゃないかもしれない

そうだったらいい---

「そうなんだ」と信じることを選ぶと

身体のこわばりはゆるんでいった

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