その正体は?
ていねいに胸の苦しさに息を吹き込みながら
向き合うと……
「大好き」なひとへの気持ちでいっぱいになって
多忙つづきのせいでちっとも会える状況にないことへの
うっぷんが私をナーバスにさせていたのでした。
だからといって、そのうっぷんは、
そのひとに向ければいいわけでもないことを
200も知っていて、
これはどうしたものかとさらにインナーワークを続けていたら
浮かび上がってきたのが、私の「見失われた記憶」だったのでした。
「見失われた記憶」にもぜひ愛を!
はたせないままやるせなさを抱えて、
いまもあなたとともにある、大切な一部始終
ていねいに受け止めてあげませんか?
私はそんな「過去の私」の浮かばれなかった気持ちを
満たしてあげるために
きょうは、ポエムをまとめました。
あなたにも似たような物語があるかもしれない、そんな形にして。
遠い過去の記憶
今も息づいている
「今ここが大事」とか
「未来を見つめて」とか
ひとはいうかもしれない
それでも
私には
遠いあの日の輝きを
上回るほどの
美しいものはない
忘れられない遠い日の残像
あなたは
「もう覚えていない」
というかもしれないけど
私には
永遠の一瞬
あの日から
今までも
そしてこれからも
ずっとともに生きていく
「俺のことをどう思っているの?」
そうたずねてくれたことが
あなたの最大だったと
推し量ることができなくて
素直になれなかった
幼かった私
本当は
「大好き」
と言いたかったのに
「大事なひと」
としか答えることができなかった
それでも喜んでくれた
あなたの笑顔を忘れられなくて
今もこうして言葉を探している
私が幼かったように
あなたも幼かったのか
複雑なこころの動きをみせて
あなたは離れていった
あなたにもあなたの事情があることを
たくさん理解しているつもりでも
本当に伝えたかった言葉と
ちぐはぐの答えしかできなかったことを
ずっと後悔している
20年近くたとうとしている今も
過去のはたせなかった想い
「大好き」
というセリフ
ゴーストのように
ぐるぐるいくども
頭のなかをこだまする
あのタイミングでは
あのセリフでよかった
あのタイミングで
「大好き」と
もしも言うことができていたら
その関係は本当に壊れていて
こうして時を隔てて
再会することもなかっただろう
それを回避するため
私の無意識が
「大事なひと」
というセリフを
インスピレーションで選んだ
納得と満足があるにもかかわらず
私の情動はトルネードのように
叫びをあげる
「大好き!!」
理屈じゃない
何度吟味しても
今では答えはひとつ
「あなたは、私そのものだから。
私は、あなたそのものだから」
あなたが私の望んでいるままの
わかりやすい反応を
私に投げかけてくれるひとでないことは
100も承知なのに
それでも魂が主張する
「それこそが、私だ」と。
時間と空間を超えても
引き寄せあう
魂のそのひと
何度別れても
帰り着くのは
私の思うが儘ではなく
私自身(神が求める姿)をうつしだす
あなたのもとしかない
それこそが
私があなたのあるままを
愛する最大の理由
目の前にふたたび現れた
あなたは
遠い日の記憶のなかの
あなたとは違う
そう思うようにつとめても
「きみは変わらない」
と、言われるたび
おさえこんできた
「大好き」
という気持ち
「言わなくてもわかるでしょう?」
「言わなくてもわかってよ」
という気持ちの下で
ねじふせてきた
「大好き」
という気持ち
はがれかけたかさぶたのように
うずく
「変わらない」私を
求められているような
気がするせいもあるのかもしれない
天上の星々のように
無数の人間が生まれては死に
期を一にして偶然にもふれあう人同士だけでも
限られている
さらに
「私自身と同じ形のこころ(元型)」を
みることのできるひとは
どれほどの確率でめぐりあえるというのだろう
行き場を失ったまま
20年近くも漂流し続けてきた
「大好き」
という気持ち
あなたが喜ぶ形で届けたい
あなたを目の前にしても
きちんと正直で
素直な私でいられますように
あなたの目に映る
「変わらない」私とは
永遠の私のことだから
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