愛ある関係性の概念はもっぱらアーノルド・ミンデル氏の 著書『人間関係にあらわれる未知なるもの』が土台にあります。 |
きょうの夜から
新クラスがスタートしました。
私の大好きなクラスのひとつです。
皆さんと一緒に深みのテーマをシェアしあうことになるために
人間の元型、プロトタイプ、ワンネスを
ひしひし感じることができます。
今回はカウンセラー役を設定して
問題とされる関係性のモデルをとりあげていきます。
そして
さまざまなロールの世界観を
御参加者に演じていただきます。
そしてみなさんの体験と感想をシェアしあい
カウンセラー大崎の場合の見立てとアプローチ法を
ご紹介します。
きょう登場しました関係性は
「自我の強い母 VS 自我を主張しはじめた娘」
母子分離の大事なテーマが背後でうごめくお話。
表面的な会話の応酬から
一気に問題の核心に迫るには
関係性の二次プロセスを
カウンセラーがいち早く感受することによります。
今回の私の場合
そっこうで入ってきましたのは
「胸の痛み」でした。
お2人の話を聴いていたら「胸が痛みました」という
介入もできたかもしれませんが、
初回面接の段階でまだカウンセラーとの信頼関係が浅い段階で
この発言はないなと判断し
言葉を探しました。
私の「胸の痛み」は何の表れか?
すぐにインナーワークします。
パッと浮かび上がるのは
「愛」の文字。
見失われた愛のテーマと判断し
その見立てをお2人にフィードバックしますと・・・。
愛されたい!あなたの態度からは愛を感じない!
愛してるにきまってるじゃない! 生きるためよ!
そんな根源的な想いが開示され始め
話題はぐんと深まっていきます。
深みに迫る感情が錯綜する
関係性をどのように
整理しつつ、受けとめ、ガイドしていくのか?
いちばんひりひり、触れられたいけど、触れられたくない大事な部分です。
むき身にさせすぎないようにそっと優しく真綿でくるんであげるための
言葉回しを工夫しながら
ファシリテートするのでありました。
もうひとつ例題として持ち寄ってくださったのは
「長年頑張っている従業員 VS 古い体質の社風」
これもまたなかなかいいテーマの関係性でしたね。
ある意味どこか「長年つれそった夫婦の関係性」
にも似たところのあるテーマです。
何がこの主訴と主張、そして関係性の二次プロセスに存在するのか?
それは話し手の表情をよく観察していると見えてくる部分であり
それと
同時にインナーワークをカウンセラーの立場で行ってみると
符号が一致したとき
私は確率の高い重要な見立てとして
現場に開示します。
今回の話題で視覚的にも体感覚的にも入ってきたのは
「見失われた怒りとその受け皿を求めた彷徨い感」
だったのでした。
それを伝えていくことで
その関係性が探し出さなくてはいけない
関係性のゴールが浮かび上がってきます。
初回のグループワークでしたが
御参加くださったみなさまそれぞれに
深い部分で感じ取ってくださったもの
見立てや技術的な発見が
さまざまにあったごようすでした。
私のなかのマジシャンパートは喜んでおります。
御参加くださったみなさまどうもありがとうございました。
これからもますますハイグレードなワザと心、
それを表す言葉回しの妙が
展開する、ひとのこころの動き方をご体験いただけたらと
腕をふるっていきたいと思います。
この
「愛ある関係性を展開できるチカラ」
があらゆる意味で
人生の豊かさを支えてくれますことを
強力にプッシュしていきます。
私自身、このワザがなければ
いまのサロン運営はありませんし
大切なひとたちとの豊かな関係もなかったでしょう。
「関係とは何か?」
「愛につづく関係とは?」
哲学的な命題に答える
実践的かつ体験ベースのクラスにまとまってきています、
今年で3年目。
来月5月27日(火)19時30分~
またお会いしましょう☆
***
「関係のテーマ」に
御興味ある方の単発参加
(1万0290円税込)も
歓迎させていただきます。
カウンセラー技術が特になくても
その深みの魅力をご体験いただける
プログラムになっています。
御気軽にお問合せください。
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