みなさん、こんばんは。
私自身、いったいどれぐらい他者を受け止めることができているだろうか、
反省しない日はありません。
ともすると私は自分の世界を中心に
相手を判断しようとする、
どうしようもない限りある人間であるということを
思い知っているからです。
(だから私は精神と心理の道を追いかけ続けている)
受けとめる、という問題。
とても大切なことのように思います。
私のなかに、むしょうに心寂しくて、こころもとなくて
心細さを抱えて生きている自分の一部が存在することを
いやというほど感じているからです。
たぶんこれは
すべてのひとの胸のうちにひっそりと存在する
大切なやわらかな部分ではないでしょうか。
この部分を、しっかりと「守ってあげること」
それが「愛」だと私は思っています。
たとえ相手の立場を守るがゆえに
恋に破れたとしても
私はそれでよかったんだと心底から思う人間です。
自分の恋や言い分も大切ですが、
私は愛したいひとだからです。
そりゃもちろん愛されもしたいですけどね。
でも、愛されているばかりでも
こころは空虚になってしまうのではないでしょうか。
大切なひとを愛することができる力って
とても豊かな生き方だと私は思います。
さて。
きょう、NHK Eテレ生放送番組『Rの法則』に
ゲストとして出演させていただき
なんとー!司会者席に座らせていただくという
非常に貴重で有り難い経験をしまして。
4本ある恋メールのポイントをお話させていただきましたが
面白かったのは、当たり前でもありますけど
回答する方がまだ10代と若い。
すると好みが
私の世代とは少し違う見解があるということでした。
そんな新鮮な発見がありつつ
(でも最初の打ち合わせから見立てていたように
10代ならなおさら
女の子は男性に父親のような強さを投影し
男の子なら女の子に母親のような受容を投影するの度合が
もっと顕著ですよね。
経験を重ねて年を取ると
このあたりのニーズがちょっとずつ逆転してくる面もあります)
普遍的なこととしては
相手がメールで表現していること、言わんとしていることを
しっかりと「受け止める」ことの重要性を
あらためて再確認しました。
5人出演した若いメンバーのなかで
ひとりの女の子が
そのことを本能的によく知っているようでした。
相手が変なことを言っているなーと
思うところがあったにはあったけど
それでも大切と思う相手だからこそ
その部分を受け止めてあげた
というような内容なことをいっていたんのです。
えらい!!!!
その若さですごすぎです!!!!
将来、心理セラピストにならない?
そんなセンスを感じてしまったほどです。
***
受けとめるということ。
価値観の似た者同士ならスムースです。
ハードルがあがるのは
価値観に違いがあるのに
でもなぜか情が強く動かされるケースですよね。
それは恋人・夫婦・親子・友達であれ。
どうやって価値観にずれがあるものを受け止めたらいいのか?
それは・・・
自分の価値観をいったんゼロにして
自分が相手の価値観で生きているとしたら?
そんな想像力のいるところになります。
そのためには!!!
相手がどのような価値観に生きているのか??
好きなもの・嫌いなもの
されて好きなこと・嫌なこと
言われたいこと・言われたくないこと
などなど。
取材上手でいる必要があります。
相手のことをいっぱい観察したり
ヒアリングしたりすることがとっても大切です。
そういえば・・・
うちのワンコは私をよく観察しています(笑)
私がどういう反応のときに、愛してもらえるかを熟知しています。
私がどういう反応のときは、逆に不機嫌かもよくわかっています。
うちのワンコの天才的なところは
私がしくしく泣いていることがあると
必ず慰めにすっとんできます。
そのくせ
甘えるのがとっても上手。
猫も観察してますよね。
自分の身を守るためにですけど。
観察しながら、質問をたくさんすること。
これをベースに
どういう関わり方をすると
相手を喜ばす(肯定的反応を得る)ことができるのか
ちょっとずつ関係のなかから
見えてくるといいですね。
心理学では
「肯定的フィードバック」
と
「否定的フィードバック」
という言い方をしています。
もし「肯定的フィードバック」を受け取れなかったら
そこでめげずに
「肯定的フィードバック」がかえってくるまで
いろんな球出しをして相手の反応を試すのがいいですよ☆
関係のテーマについて
もっとこみいったケースについて
突破口を見つけたい方がいらしたら
ぜひご相談ください。
私のカウンセリングは
たんに表面的な解決のための道を探るのではなく
抜本的な部分にアプローチしていきます。
関係の本質をケアしていきます。
***
ではでは、きょうはこのあたりまでで。
またあした!
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