大事にしたいと思うなら
表面的な相手のありようで
判断するのは
もったいない
そのひとの行動の背後には
本人も気づいていない
無意識のうちの
「こころのトラップ」がきいている
コンプレックスからくるものもあれば
根源的な自己否定感からくるものもあったりする
表面的な行動の背後にある
パターンを見抜いて
どのようにアプローチすることが
「そのひとにとっての愛の世界を補う」ことになるのかを
見抜いて、勇気をもって、接することができるだけの
トレーニングの入り口として
私は
『人間関係にあらわれる未知なるもの―身体・夢・地球をつなぐ心理療法 』
(アーノルド・ミンデル著 日本教文社)
に大変お世話になっている。
大切なひとの無意識に隠された
本質的な意図や欲求には
「私を見て!」
「どんな私も、しちゃダメとわかっていても
せずにはいられない私を、許して!認めて!」
「私はダメなんだ!
それでもいいと受け止めてほしい!」
「こんな弱虫で、ちっぽけで、
どうしようもない私も、素晴らしいと言ってほしい!」
「大切なあなたを傷つけても、
それでも受け容れて、愛しぬいてほしい」
などをあげられる。
これらを頭で理解できていても
いざ本当に大切なひとを前にすると
なかなか素直になれずに、恥ずかしくなったりなどして
防衛のこころがきいてしまうのもまた
人間のこころ(エゴ)の自然な働きとして
私はよくよく知っているが
それでも、このもっとも
恥ずかしい気持ちにこころから素直になって
表現できるように磨かれている
(トレーニングをつんでいる)ひとというのは
真に大切なひとを前にしたときにも、凛とした態度で
包容的に臨むことができるようになる。
どのようなトレーニングをつめばそうなるか?
いろいろあるが
このテーマでいうなら
ひとつには
自分のなかの
「ダメぶりとやまほど向き合い、
どんなにダメと思えたところもまた
やまほど肯定して、
やまほど慈しんで、
それが望んでいることを
やまほど許す」。
その作業を黙々、こんこんとくりかえしたはて
自らの「素直な欲求」に従えるようになり
自らの「認められたい」「愛されたい」気持ちに
正直になることができ
そのはて
大切なひとの素直になりきれない表面的な行動にも
優しくあたたかく、まごころから向き合い、
相手の「え?」と驚かされるような行動にも
ふりまわされることなく
毅然と向き合うことができるようになる。
こころを柔らかく
既存の自分の世界観の外に立って
相手のどのような指向性にもエールを送ることができるようになる。
え?
相手の行動が
自分に対して
ネガティブな反応にみえる?
きこえる?
かんじる?
すべては大きな誤解であり、幻想である。
どこからくる幻想か?
そのひとの魂が生まれつきもっている世界観からの、だ。
生まれたままの魂は荒野にもたとえられる。
開墾が必要で
開墾の役割をになっているのが
人生の有象無象、嫌な思いや痛い経験である。
苦しみの想いと経験を通じて
自分の本当に住まうことを望んでいる
世界を見つけ出していくとき
荒れた魂が磨かれた玉のように
光っていく。
きょう最後のプログラム
『愛ある関係性のレッスン』(注1)の受講生の方は
「この境地はなかなか難しいもので
一般の自我とマインドを中心に生きるひとには
なかなか理解されがたいものではないか」
とコメントくださったが
それはまったくそのとおりで
だからこそ、私はこの深みの愛の探求と啓蒙に
大変大きなやりがいと誇りを感じている。
なぜか?
漫然と生きていてはなかなかつかみがたい境地、
多くのひとが、やまほど外界の世界に幻想を投影して
大枚を散財してしまう、いちばんの理由である「愛の補償」世界を
積極的に自らのものとすることができ
それはすなわち、心底からの豊かさと恵みと
美しい愛の体験を
この世で味わうことのできる特別感を
自らの手でつかみとることができるからだ!
愛を自らの手でつかみとる!
それは、あのひとが与えてくれるものではない。
自らの手でつかみとることのできるものだったのです!!!
感動・・・。
この技術をいかにひとりでも多くのひとにお伝えしようか。
日がな私は
青空を見つめながら、思いを巡らす。
赤坂見附駅前に白いモクレンが咲いて スカイブルーに映えていました。 |
ハートのうちにある
大自然の歌に耳を澄ましながら……。
私は数年前、小田原かどこか
海と山のみえる土地で暮らしたいと
考えたことがあった。
今は、もうその必要もないことを知った。
海も山も
川も森も
美しい桜の木も
どこまでも広がる青い草原も
光に輝く新緑の道も
私の胸のうちにありありと感じ取ることができるようになったからだ。
愛とは
自然の
人間の
すべてを
抱きとめること。
どんなに苦しいと感じる人生であっても
その背後で進行している
二次プロセスは
成長と自己充足、
そして
形而上的にきこえるだろうけれども
かぎりなくあらゆるものを受け容れ、認めて、許し、解放し、すべてをつなぎとめる
愛の境地だ。
もしも今、苦しいと感じるのであれば
それは、
あなたの自己実現の物語は
まだ終わっていない、
まだまだハイライトは待っている、というしるし。
目指していこう、
おのれの頂きに向かって。
たとえそれが死の瞬間、死後のことであったとしても
ひるむこともない。
「そこ」に向かって
一生懸命に「おのれのなすべきことに従事できた」という
充足感は、頂きに達する前の行程をも
花道にしてくれるだろうから。
きょうは日中に銀座のコマツビルにある 「ROSE BAKERY」でオーガニックコーヒーを一杯。 ほっと和やかな時間を楽しんで 週末三連休のお仕事のがんばりをねぎらいました。 |
※注1※
『愛ある関係性のレッスン』
毎月1回×全10回 第4◎曜日平日夜 19時30分~21時30分
(4月~新クラスオープンできます。
お好みの曜日で立ち上げられます。
ご希望の方はcontact@fiore-salon.comまで
お気軽にご相談ください)
関係性に隠されたエネルギーの紐解き方を
レクチャー&ワークしていきます。
具体的な事例をとりあげながら
「どのような介入(セリフ・態度)」が
そこにある関係の性質には有用なのかを
ご体験・観察していただきます。
関係そのものも、いかに未知なるものの影響を受けているのか、
目に見えない世界を、認識・識別・対処できるようになることで、
大切な人たちとの良質な関係づくりに役立てられるように
ガイドさせていただきます。
また、自分だけの独自のパターンが浮かび上がってきます。
それに気が付いて、日頃から自覚的に
「共時性(コンステレーション)」に従えると、
人生全体の運気はアップします。
ステージアップのために大切な専門的知識に基づく
セラピストの広い世界観によって
あなたの世界観の自由度が現実的に高まっていくことを
積極的にサポートさせていただいています。
グループワークが初めての方:8万2285円(税込)
2回目の方:7万1999円(税込)
3回目以上の方:6万1714円(税込)
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