生きているといろいろなできごと、いろいろな気持ちに遭遇します。そのすべてを受け容れたい、包み込みたい、愛したい。そんなこころでブログをつづります。赤坂見附のカウンセリングサロンfioreを運営する深層心理セラピスト大崎智代子のブログ。
2011年8月25日木曜日
自覚的に寝るとこころは育つ
みなさん、こんばんは。
きのうは、島田紳助さんの突然の引退報道に、びっくりしましたね~。
きょうおいでくださったクライアントの方に
「どう思います?いろいろと裏があるのではないかという噂もありますが」と
質問いただきましたが、
私は「クリーン」だと思います。
ただ、無意識にうすうす、この数年、
引き際を探しはじめていらしたのではないかと想像されます。
みなさんは、どのような見解をお持ちでいらっしゃいますでしょうか。
さて、きょうは「自覚的に寝るこころは育つ」と題して、
「積極的で意図的な睡眠」をおすすめしたいと思います。
クライアントの方々のお話を聞いていてのこと
ーーー現代社会で、あくせく、論理や合理性を重視しながら
日常でするべきことに追われて生きているうちに
そうなっていったのだと推察されるのですがーーー
じょじょに「身体の声」を聞き取りにくくなっている傾向を
よくお見受けいたします。
だから、こころが折れたり、ぐったりしていたりするときにさえも、
何か動き続けないといられない傾向が本当に多く見受けるのです。
それも、反射的に、何かすることを求めてしまうようなのです。
つまり、終始、脳が覚醒しっぱなし。
じつはこれ、「隠れうつ」が増殖している理由のひとつでもあると
私は見ています。
残念ながら、このままでは、最後は
出がらしのお茶みたいになってしまいますよ~~~っ。
・・・と、私は緊急警報を発令もうしあげたい!?
私たちは、「新陳代謝」をくりかえす、有機体です。
覚醒しっぱなしは、身も心も摩耗しっぱなしなわけです。
「健全な魂は健全なボディに宿る」のルールにのっとるなら、
覚醒のあとには、休息をたっぷりと与えることが、不可欠です!
とはいえ、こころがショックを受けすぎたりしたり、
神経が昂るようなできごとが続いたりしたりすると、
アドレナリンがでまくって、なかなか深い眠りにつくことはままならないかもしれません。
そういうときは、自分なりの「頭がからっぽ」になる方法を
いくつか知っているととってもナイスです。
私の祖母はよく昔、
「羊を1~100まで数える」と言っていましたっけ。
「どんぐりころころ」を歌うこともあるとも言っていました。
私は、夜、寝る前に瞑想をして、心身をからっぽにしてから眠るようにします。
あまりにもヒートアップしすぎてしまったときには、
ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」を1ステージだけやれば、あっという間に
「飽きた、あほくさっ」とおとぼけた脳みそになるように習慣づけてしまいました。
ひとによっては、難解な小説を読むだけで、1~2頁もすると、
ころっと眠りの世界に落ちていく方もいるかもしれませんね。
ここでポイントなのは、
漫然と眠りとつきあわないことです。
「よ~し、私はしっかりと睡眠をとろう。
意識的に、自覚的に、心身の休息を大事にするために眠るのだ!
だから、よろしく、しっかりと深い眠りにつかせてください!」
と、眠りの神様に語りかけてから、
布団の中に入るとよいでしょう。
「意識的に眠りと向き合うこと」は、
現代社会をサバイバルするための
大事な大事なお仕事のひとつだと
私は思います。
自己の心身メンテナンスのためにも。
だから、「なんとなく気分」にまかせて
睡眠とつきあうなんて、タブーです。
しっかりと「身体の声」を聴きとりながら、
「睡眠」と向き合うようにしましょう。
夜の睡眠に限りません。
私などは、精神的な「うつ」がやってきたのを察知したら、
「うつ」のおもたーいエネルギーに従って、
そのエネルギーに誘われるように
どっぷりと休日に
集中的に寝続けることもあります。
ときどき
「自我」が
「え~、家の仕事をした~い」
「読みかけの本をよみたーい」
とか、反発してもくるのですが、
「だめだめ、こんなにこころも身体も重いのだから、
今はとにかくとことん眠りに集中的に落ちていくことが先決!」
と自分を戒めて、お布団をかぶって、泥沼にはまったかのごとく、
睡眠とべったりとおつきあいするようにつとめています。
日中、突然、ふと身体の重みに眠気を察知したら、
30分でも時間を見つけて
昼寝をするように心がけています。
・・・そういえば、何年も前に女優の大地真央さんを
取材させていただいたときも
「10分だけでも、そこが楽屋であっても
さっと寝るようにしている」
とお話しなさっていましたっけ・・・。
私は、それをライフスタイルに組み入れるようになって、2年ぐらいになりますが、
昔は、激しくマッサージサロンを駆け込み寺にしていた私がまるで嘘のよう!
(ひどいときは、夜中の2時でも仕事のあとに
タクシーを飛ばしてマッサージサロンに駆け込んでいた、
哀れな時代もありました、ぐすん)
今じゃ、ち~っともマッサージを受ける必要がなくなってしまいました!!!
寝れば、ぜんぶよくなってしまうようになったのです。(嬉しい)
ちょっと体調が悪いときは、
その体の不調に潜んでいるエネルギーに従って、
インナーワークをして
精神的な調整をはかり、
あとはたっぷり休養をとるだけで、ケロリ。
あ。もちろん、ゆったりと寝心地のよい
パジャマを選んでいることも関係しているかもしれませんが。
毎日、当たり前のようにとっている
眠りを、ぜひ見直してくださいね。
「意識のもちかた」を一つ変えるだけで、
グンと睡眠の質は変わるし、
心身の健やかさもがぜんアップするはずですから☆
それでも心身の疲労が抜けないというときは、
是非一度、いいなと興味を感じる心理セラピーにトライしてもいいかもしれませんね。
こころとからだはひとつだから。
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