生きているといろいろなできごと、いろいろな気持ちに遭遇します。そのすべてを受け容れたい、包み込みたい、愛したい。そんなこころでブログをつづります。赤坂見附のカウンセリングサロンfioreを運営する深層心理セラピスト大崎智代子のブログ。
2011年8月26日金曜日
「涙の還る場所」~無意識は母なる海~コラージュにしました
みなさん、こんばんは。
きょうはセッションがすべて終了した夜から、
むしょうにコラージュをつくりたくなりました。
何か激しく胸が揺さぶられたようでした。
人間というものについて。
テーマは、「涙の還る場所」。
で、できあがってみて、びっくり。
あれ?
過去の私の作品の傾向と全然違う!!!
なんかすごい淡泊といいましょうか。
クリックすると拡大されるので、
よかったらご覧ください☆
でもすごく私の内的感覚としては、
神々しくもあるのです。。。
そう、自分では感じています。
(写真は、夜、蛍光灯のしたでとったから暗い。
明日また自然光のもとで撮り下ろしてみたいと思います)
無意識の深い世界にチューニングしながらひもといたのでしたが。。。
派手さが感じられないのが、私の「自我」レベルではなんかものたりないのですが、
私の身体感覚は「OK」といっています。
このところ、空の白んだ青色にこころがとまることが増えていましたっけ。
それと、胸の奥深くに宿されている無意識の深淵な世界への
畏怖の念があわさり、こんな風にできました。
れれれ?何が起きたんだろう?自分に。
この作品にこころをあわせていると、次の詩か浮かび上がってきました。
***
一滴の涙が、頬を濡らすとき。
こころの海が、波打ち際に寄せては返す。
マ・メール。
生きていると、喜びや楽しみもあるけれども、
それと同じぐらい
ある日突然、
苦しみや、悲しみが、襲ってくるから、
私は、溺れそうになる。
マ・メール。
溺れまいと必死にもがけばもがくほど、
苦しみは大波となり、
そして、私は途方に暮れて、恐怖におののき、身もだえするのだった。
マ・メール。
どうしてそんなにも私たちを飲み込んでしまいたいのか。
私はあなたにはかなわない。
あなたのすべてを孕み、
すべてを包み込む、
底なしの力の前に、
私は涙色ののろしをあげる。
あなたに抱かれて、
海と空がひとつになる、
宇宙にかえろう。
あなたを内に宿す私にできること。
それは流れる涙とともに、
あなたの懐に飛び込むことだ。
マ・メール。
私はあなたの手足だ。
私はあなたの腕に抱かれたときの、
歓びの涙が忘れられない。
マ・メール。
あなたが私に息を吹き込むとき、
私は、命を取り戻す。
私をあなたの絵筆として、
この世界に彩りを施す
戦士として、ふたたび生まれ変わろう。
マ・メール。
私のこころのふるさとよ。
*****
あらまあ。これは、西洋の錬金術の世界観でもあります。
アブラハム・マズローでいうところの「自己」の実現です。
この「自己」の実現、
みなさん世間一般的に誤解されている大事なポイントがあります。
それは、「自我」の実現とはき違えている点です。
「自我」がたとえ実現されたとしても
必ず「自己」の実現を希求して、私たちは戦わなければならなくなるのですねえ。
それを手に入れるというのは、「無意識」世界との対決を試みる必要があり、
けして平坦な道ではないのですが、
それでも「自己」を実現させることを、求めて求めてならない動物みたいです。
みなさま、一緒にがんばりましょー。
涙が流れるとき、どこに着目すればよいのかが、
ちょっとは伝わったでしょうかぁぁぁ???
(たぶんわかりにくいかも?)
わかりやすく言い直してみますと・・・
苦しみの嗚咽と涙があふれるとき、
それが還りたがっている、
もとある場所(無意識の意図)に、
きちんとおかえしすることが、
大事なんです。
無意識にある意図や目的をひもとき、
自我レベルにおける苦しみを軽減させるべくサポートしながら、
一緒に、あなただけのマ・メールに還ることができるように
ガイドするのが、私の仕事になります。
そして、
不思議なぐらいに素晴らしいのは、
あたかも自分を襲って脅かしていたように思われた
マ・メールが、
実は、ものすごく深い安心と平和を約束してくれる、
とても豊かであたたかなものであるという
結論にまで昇華することもできるという点です。
もはや、自分ひとりの思考回路だけでは、
答えが出ない!お手上げ!という類の
苦しみを抱えている方よりの
お問い合わせをまごころからお待ちしておりますm(_ _)m
きょうはおやすみなさい。
ドリームランドでお会いしましょう。
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