生きているといろいろなできごと、いろいろな気持ちに遭遇します。そのすべてを受け容れたい、包み込みたい、愛したい。そんなこころでブログをつづります。赤坂見附のカウンセリングサロンfioreを運営する深層心理セラピスト大崎智代子のブログ。
2011年8月28日日曜日
「心の扉を開く呼吸法」~思考優位の方、瞑想やヨガが苦手な方に~
みなさん、こんばんは。
週末は、いかがおすごしですか?
きょうは「呼吸」の重要性についてです。
せちからい現代社会は、私たちを思考優位にしやすい---。
合理性を追求する、拝金主義経済の、副産物かもしれません。
みなさま、そんな風に感じることはありませんか?
「思考」以外の大事な精神の機能が忘れ去られかけているのではないか
というと少しオーバーかもしれませんが、
毎日あくせくと目の前の仕事に心身ともに追われ続けていれば誰でも、
「思考」優位に傾きすぎてもまったく無理からぬ話!
私たちには「慣性の法則」が働いていますからネ。
私はそう思うのです。
思考の大切さはもちろん100も承知ですし、
思考の力によって、私たちは学習することも発明することも、
開発することもできるようになります。
ですが、「思考」オンリーに傾くと、精神の機能においては、一辺倒であり、
すなわち豊かであるはずの人生を、
一側面からしか生きることができなくなっていることになってしまうのです。
わっ。びっくりマークです!
私は、うちで開催しているスクール「人間関係の達人を目指すクラス」で、
いちばんはじめの授業で、この「思考」+αを、
しっかりと識別して、おのおのに対するアプローチを
試みることを、訓練する(意識する)ことから、
こんこんとお伝えさせていただいています。
この+αの部分についてですが、
ユングの定義では、
「思考」⇔「感情」
「感覚」⇔「直感」
合計4つあるといいます。
「思考」のほかにある
「感情」や「感覚」「直感」に開かれていくことができるとき、
人生はより彩り豊かに展開するようになるわけですネ♪
これらに対してどのように開かれていったらいいか?
それについては、言葉で説明するだけでは、不十分ですから、
いちばんいいのは「体験」をお求めになられることをおすすめしたいですね。
「習うより慣れろ」だからです。
私の個人セッションでは、ばんばんにそのパートに開かれる試みを
ご提案&ガイドしていきます。
ゆえに、みなさんの内なる自己成長力や自己治癒力が賦活されていくわけですね。
(もちろん、この観点に因るばかりでもありませんけれども。
大事な一部であることは確か、必要最低条件のうちのひとつ、
ぐらいに認識していただけると、嬉しいです)
そして「思考」優位にばかり傾くと、
観念奔逸(running thought)となり---精神医学用語です---、
双極性のそううつを体験しやすくなります。
(この件については、近々ホームページでコラムにしてご紹介の予定)
そうなりますと、「身体の声を聴こう!」といっても、なかなか大変です。
何をしていても思考がついてまわってしまうのです。
頭からっぽ~~~~~~~~~~~。ほっけ~~~~~~~~~~。
を不得意としてしまうのですねえ。
そう思って、「よし!ヨガや瞑想にチャレンジだ!!!」と決意したとしましょう。
それそのものはグッドアイディアです。
ところが、ヨガや瞑想のDVDや本を読んだり見たりしながら
トライしようと思っても、なかなか思うようにできません。
ここでもやはり「頭の声」がついてまわるからです。
(昔の私がそうでしたw---
私の場合は現代社会によって加速されはしたものの、
子供のときから、頭でっかちなタイプでしたねえ。
小学生のときの水泳の先生に
「君の泳ぎ方は右足と右手を
同時に出して歩いているようなものだ」
と注意されたことがものすごく心に刺さった
---なにげに傷ついていたけどw
---のを覚えています)
たとえばヨガや瞑想のお教室で講師の方にガイドをしてもらったとしても、
なかなか大変です。
なぜなら、講師の言ったとおりに身体を動かそうと
「頭の声」が必死に働いてしまうからです。
こういった方は、概して、睡眠が浅い傾向もあるのではないでしょうか。
そこで、このようなケースには
「個人セッションによる体験」のほかにあげられる
次に考えられることとしては、
「意識的に呼吸を
全身に送り込む」
練習することをおすすめします。
自分の肉体に、自ら積極的に酸素を送り込んでいるイメージをすることです。
全身にくまなく酸素が行渡るまで行い続けます。
ただこれだけを、何度もくりかえすだけでOKです。
自分の身体の感覚を調律していくだけです。
自分の内なるリズムにあわせて、ゆっくりと息を送り込みます。
身体のどこかに「つまり」や「こわばり」「緊張」を感じたら、
もっと意識的に強くゆっくり大きく息を送り込むのです。
積極的に。
動作をともなうことができると、より集中しやすいことはうけあいです。
自分のペースでよいのです、いやむしろそのほうがいいですよね。
だから、とっても簡単で、気やすいです。
30分~1時間、そのことだけ一生懸命に行うとすごくよいでしょう。
これで、瞑想やヨガの入門レベルはクリアできるはずです。
(私は、瞑想もヨガも入門レベルはチャレンジしてきているので、比較ずみw)
え?そんなに?
と驚かれるかもしれませんが、
自分の身体に酸素を送り込むことに一生懸命になっていると、あっという間ですよ。
「今ここ」にとどまることができます。
コツは「自分の流れ」にそうことです。
自分の世界にこもることです。
自分だけの内なるリズムと
仲良くすることです。
一緒にダンスをするような
イメージもいいかもしれません。
一方、DVDやCDなどのガイドは他者の声が介入してきます。
他者の声に気を奪われてしまい、
その声によって思考がまわりはじめるから、
観念奔逸型には、向かないわけですね。
そうすることで、自然と意識が思考からは離れて、
その瞬間、身体機能に集中することができているからです。
よかったらお試しください。
お役に立てたらうれしく思います。
ごきげんよう♪
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